患者178名分の個人情報含むUSB紛失 ガイドライン守られず【北海道大学病院】

北海道大学病院において、個人情報が記録されたUSBメモリが紛失する事態が発生した。

紛失したUSBメモリには、共同研究のため昭和大学病院から提供された患者の個人情報が記録されていたという。
当該USBメモリが最後に確認されたのは6月29日で、同病院の臨床検査技師が使用していた。
同病院では、個人情報管理に関するガイドラインが設けられており、機密情報が記録されたUSBメモリの指定区域外への持ち出し時には手続きとデータの暗号化が必要とされていたが、いずれも順守されていなかったという。
なお、紛失されたUSBメモリには、昭和大学病院の患者178名分の患者IDや氏名、生年月日、年齢、性別、診断名といったデータが記録されていた。
7月27日の公表以降、発見されたとする情報はない。

今後の対策として、個人情報の管理体制の強化を目指し、情報流出に伴うリスクに関するセキュリティ講習会の実施などが予定されているとのこと。

【参考URL】
北海道大学病院における個人情報を含むUSBメモリの紛失について
https://www.huhp.hokudai.ac.jp/