アルカディン・ジャパン株式会社様は、2001年にフランスで設立された、電話・Web・ビデオなどの遠隔会議システムを提供されている、グローバル コラボレーション サービスの主要プロバイダーです。
年間4,000万人の方が参加され、全世界で37,000社が利用しています。事業規模は、世界30か国51オフィスで1,000名の方が仕事をされています。
同社は、2006年から2012年まで年間平均成長率が28%と好業績を続け、飛躍的に躍進しています。
プライバシーマークご取得のきっかけは
電話・Web・ビデオによる会議システムを提供している企業として、客先情報の管理体制は、安全性や合理性において万全であることが求められ、クライアントからもセキュリティ体制の整備状況が問われていました。 このような状況の中、Pマークの取得を具体的に検討することになりました。当初は自力での取得も考えましたが、体制構築のプロセスや短期間での効率的な進め方のノウハウを有している、プロのコンサルタントに依頼することにしました。
取得準備中にご苦労されたことは
体制を整えるにあたっては、部門間の協力を得ることに注力しました。それぞれに固有の業務を抱えているため、協力を得られる体制づくりが必要でした。PMSの理解についても、全社員に周知を図りました。
体制構築では、コンサルタントの指導により、記録類の作成を相談しつつ進めていきました。特に個人情報のリスクを考慮しつつ分析を進めるにあたって、どこまでやるべきなのか深く検討しましたが、当初から100点を意識せずに、70点のレベルを目指し進めました。
また、リスク分析では、専用ツールを提供いただき、大いに役に立ちました。ツールがなければその後の運用でどう対処していくべきか懸念されるところでした。
取得審査はいかがでしたか
PMSの全体的な枠組みでの対応については特に大きな指摘は受けませんでした。
審査全体を通しての感想ですが、間違いを指摘するだけというのではなく、改善のポイントの示唆を受け、今後の運用の中で具体的に改善していく方向になり、とても前向きにとらえることができました。
バルクのコンサルティングのご感想をお聞かせください
我々スタッフにとって、とても協力的な指導であったと思います。コンサルタントの方の経験も豊富で、重要なポイントごとに適切な指導が受けられました。
日常的な運用に関する質問に対しても、常にクイックレスポンスで対応していただきました。
今後の抱負は何かありますか
取得後まだ1年経っていませんが、これから徐々に社内に定着させていきたいと考えています。
しかし、情報漏えいなどの事故はいつ起こるかわかりませんので、必要な対策を実行できる体制づくりに取り組んでいきます。
社内では短期間でよく取得できたとの感がありますが、今後も継続してPMSの改善・維持に努めていきます。
本日はお忙しいところありがとうございました。