今回ご紹介させていただきますのは、2011年6月に設立され、『最速最大の「作る」環境を「創る」』をミッションとし、コンテンツ制作の進行管理やリソース確保をシステム化する、クラウド型制作管理ツールの開発・提供をされている、株式会社MUGENUP様です。
同社が2012年に開始したクラウドソーシング事業では、日本・中国・台湾を中心とした国内外のクリエイター30,000人超をネットワークし、2Dイラスト/漫画/3D/アニメーション/映像など、多様なコンテンツをオンライン上で制作されています。
ISO27001ご取得の動機を教えてください。
『MUGENUP WORKSTATION』という制作管理ツールを開発・運用・改善を続けて参りましたが、クライアント企業様からも導入したいという声を頻繁に頂くようになったため、大幅なバージョンアップを行い『セーブポイント』としてリリースいたしました。
このリリースの為には、セキュリティの強化が必要と考え取得に動きました。
大手企業との取引もありますので、セキュリティに関して確認されるケースも多かったのも取得のきっかけになりました。
取得作業中に苦労された点は?
地道な作業が多いと感じました(笑)。
細かいところでは、情報資産の区分けなどが大変でした。重要な資産は比較的簡単なのですが、それ以外の資産区分けに時間が掛かりました。一部の人間だけでは情報を全て把握出来ていませんから、全員の協力が必要だと感じましたね。
対外的な効果を考え、ある程度は早く取得をしなければいけなかったのですが、時間をもう少し使って取得したかったのが本音です。そう簡単に短期間では本質的な部分は把握出来ませんからね。
審査はいかがだったでしょうか?
キッチリ確認されていました。ISO27001を理解しているか?単なるアウトプットの確認だけでは無く、何を意味しているのかという部分まで確認されました。弊社の業務内容は分かりにくいので、大変だったと思います。何回か説明して理解いただきました。
バルクのコンサルタントはいかがだったでしょうか?
途中で繁忙期にも重なり、なかなかアウトプットが出せない時期がありましたので、苦労されたと思いますよ。
最後はかなりバタバタとしましたので、そこを手伝って頂いたので助かりました。
今後の抱負をお願いします。
「セーブポイント」のサービス拡大のための取得でもありましたが、セキュリティの見直しと体制作りが出来ました。差別化を活かし営業でどんどんアピールしていきたいと考えています。
また、セキュリティに対する施策は重要だと考えているので有名無実化したくないと思っています。
現在の世の中では、重要な情報がネット上に沢山存在します。ISO27001の本質を理解して、ただの運用だけでは無く、マネジメントの質を高めていきたいと考えています。
貴重なお話ありがとうございました。大変参考になりました。