化学メーカー「日本ゼオン」顧客や取引先情報13,434 件流出懸念 不正アクセス被害

タイヤや合成ゴムなど中心に事業を行う化学メーカー「日本ゼオン」社において、外部からの不正アクセスによる情報流出の可能性が懸念されている。

8月16日、同社のグループ内で使用されているアカウント管理システムにおいて不正アクセスとみられる痕跡が見つかった。
8月23日公表時点で調査が継続しており、原因や影響範囲などの詳細は特定に至っていない。
暫定で確認されている被害対象は、システム内に保管されていた顧客や取引先情報13,434 件が挙げられており、氏名や電話番号、会社名、所属などの情報が含まれているという。

日本ゼオン社は、被害のあったシステムはネットワークから隔離し、引き続きの調査を行うとしている。
また影響対象者には個別での連絡を実施し、スパムメールやフィッシングメールが届く可能性への注意を呼び掛けている。
今後新たに判明した情報は、随時web上で公表される予定とのこと。

【参考URL】
不正アクセス発生による個人情報流出可能性のお知らせとお詫び
https://www.zeon.co.jp/