消防組合、個人情報含む救急活動時の報告書紛失 発見に至らず【奈良県】

奈良県広域消防組合宇陀消防署で、個人情報を含む行政文書が紛失したことが判明した。

8月14日、宇陀市にある宇陀消防署執務室にて救急活動時に作成される報告書が紛失したとのことで、8月28日まで捜索が行われたものの発見には至らなかったとのこと。
当該報告書には、傷病者や通報者、救急搬送先病院医師、不搬送承諾署名者の個人情報が記録されており、氏名、住所、生年月日、電話番号、家族関係、勤務先などが含まれていた。
なお、報告書内の個人情報悪用や、流出による二次被害とみられる事実は確認されていないとのこと。

同消防署は対応として、個人情報保護委員会への報告および全関係者に対して個別での状況説明および謝罪を行った。
今後は、文書の保管方法の見直しと個人情報の厳格な管理を強化する取り組みを実施し、再発防止を図るとしている。

【参考URL】
個人情報を含む行政文書の紛失について 
https://www.naraksk119.jp/