20名分の患者情報が記録されたUSBが自宅で紛失 盗難の可能性も【こども医療センター】

神奈川県「こども医療センター」において、患者情報が保存されたUSBメモリが紛失する事態が発生した。

9月2日、同センター医師が患者のカルテ情報が記録されたUSBメモリを業務や診療内容の確認ため自宅に持ち帰った。
医師は就寝時にUSBメモリの入ったバッグの所在を確認したのち就寝、翌日起床した際バッグがなくなっていたという。
警察の取り調べと現場検証から盗難にあった可能性が高いとされており、9月6日公表時点で内部のデータが悪用された事実は確認されていないものの、発見に至っていない。
なお、当該USBメモリには氏名、生年月日、性別、病歴や治療経過などの20名分の患者情報が記録されていたことが確認されている。
原因として、同センターでは情報セキュリティの一環として個人情報の取り扱いに関するルールを設けていたが、当該医師は遵守せず無断で自宅にUSBメモリを持ち帰ったこととしている。

同センターは対応策として患者および関係家族などに謝罪を実施し、全職員への個人情報および外部保存媒体の取り扱いへの注意喚起を行っている。
また、USBメモリへの個人情報保存ができないシステム設定を行い再発防止を図るとしている。

【参考URL】
個人情報が保存されたUSBメモリの紛失について
https://kcmc.kanagawa-pho.jp/