患者1,011名分の診療データUSB紛失 横浜市立みなと赤十字病院

横浜市立みなと赤十字病院において、患者様の個人情報データを保存したUSBメモリが紛失したことが判明した

同病院からの公表によると、医師が論文作成のためUSBメモリにコピーした診療データを紛失したというもので、捜索するも発見に至らなかったという。
同USBメモリには、循環器内科で実施された患者1,011名分の診療データが保存されていたとのことで、氏名、患者ID、年齢、性別、生年月日、診断名(略記号)が含まれていた。

なお、USBメモリおよびファイルにパスワードが使用されていたかは不明とされている。

紛失の報告後、同病院は横浜市および個人情報保護委員会へ報告し、影響対象とみられる患者に対して状況説明と謝罪を行っている。
今後の対策として、個人所有の記録媒体の使用は禁止し、必要な場合はパスワードロック機能付きの病院提供の媒体を使用するよう規程を見直している。
また学術領域での個人情報利用時には個人を特定できないような加工を行う規定を追加し、全職員に対して個人情報の取り扱いと情報セキュリティに関する研修を実施するとのこと。

【参考記事】
個人情報の紛失について
https://www.yokohama.jrc.or.jp/