2025年5月22日、東京土建国民健康保険組合(建設業従事者らが加入する国民健康保険組合)は、同組合が業務を委託している東京土建一般労働組合の支部において、被保険者に関する個人情報を含む資料が紛失する事故が発生したと発表した。
発表によると、2025年3月21日、同支部の役員が資格確認書などの配布業務のため、対象書類を自転車で持ち帰る途中に一時的に自転車を離れたところ、資料一式が盗難に遭ったと見られている。
その後、資料は発見されず、3月23日に警察署へ紛失届を提出した。
現在も回収には至っていない。
紛失した資料は以下のとおり挙げられている。
・資格確認書・資格情報のお知らせ(24世帯56名分)
被保険者記号・番号・枝番、氏名(漢字・カナ)、生年月日、性別、住所、勤務先会社名(組合員のみ)
・交付簿(68世帯116名分)
被保険者記号・番号、氏名
※資格確認書の情報も含まれている。
組合は対応として、対象者に謝罪文の送付と、被保険者番号の変更に関する意向確認など実施。
再発防止に向け、委託先支部に対し個人情報管理に関する定期研修を実施するとしている。
また、個人情報を扱う資料については、取り扱いを最小限の役員に限定し、情報管理の徹底を図る方針を示した。
【参考記事】
https://www.tokyo-doken-kokuho.jp/