福岡県の「公立八女総合病院」で、患者の個人情報が記録された文書が紛失する事態が発生した。
紛失した文書は歯科口腔外科宛の紹介状132件で、患者情報である氏名や生年月日、住所、電話番号、傷病名、症状、処方、検査結果などの情報が含まれていたという。
影響を受けた患者は125名とされている。
当該文書は病院内の事務室で整理および保管されていたが、職員が所定の位置に存在しないことに気づき問題が判明。
病院内の捜索が行われるも発見に至らなかったことから、誤って廃棄された可能性も考えられるとしている。
八女総合病院は、関係する患者および医療機関への状況説明を実施。
紛失した文書内の情報は電子カルテにも保存されていることから、今後の診察や治療に影響はないと説明している。
また、公表時点での情報流出や不正利用の事例は確認されていないとのこと。
同病院は文書管理の見直しや管理体制の強化、職員への個人情報取り扱いに関する研修の強化を行い、再発防止に取り組むという。
【参考記事】
https://hosp-yame.jp/2023/12/04/20231204-importance/